news
NACのクルマがD1で5位になったよ!
NACモータースポーツエンジニアリング学科でメンテナンス、ピットクルーを実施しています。
NAC ガールズ&パンツァー S14 with FALKEN 村山悌啓選手が先日行われた、2015D1 GRAND PRIX SERIES Rd.3 TSUKUBA DRIFTでみごと5位入賞となりました(^0^)おめでとうございます。
レースレポートが届きましたので、みなさんにお知らせしますね。
NACモータースポーツエンジニアリング学科はD1だけでなく、スーパーGT、スーパーフォーミュラなど実習カテゴリーは日本最大級!D1もガクなファクトリーでメンテナンスしています。
詳しくは http://www.nakanihon.ac.jp/nacinfo/course/mse/
—————————————————————————-
2015年D1GP第3戦の舞台は、約10年ぶりの開催となる筑波サーキットだ。しかし、以前とは異なる審査コーナーの設定となったため、D1GPとしては初めてのレイアウトになる。
前戦の鈴鹿でフルチューンの2.2Lエンジンをブローさせてしまったため、急きょノーマル排気量の2.0Lエンジンに載せ換えた村山選手だったが、今回もニューエンジンの製作は間に合わず、前戦で載せた2.0Lエンジンのまま、きっちりセッティングをとってこのラウンドに臨んだ。絶対的なパワーは450ps程度と、現代のD1マシンのなかではかなり非力なほうになるが、エンジンの調子はいいので乗りづらくはない。なお天候は雨も予想されたが、村山選手は雨が得意なので、その点は問題ない。
練習日、村山選手はファイナルギヤを変更したほか、タイヤのエア圧をいろいろ試していいところを探した。走りかたはだいたい定まっていた。
単走予選、村山選手の出走時には路面はほぼドライになっていた。村山選手は高いドリフトスピードとスムーズなマシンコントロールで100.38点をマーク。11位で問題なく単走予選通過を果たした。
そして単走決勝。8番目に走行した村山選手は、飛び込みからコーナーに入っても前に進ませていくことができる絶妙なラインどりでダンロップコーナーへ振り返し、速いドリフトを見せる。100.38点でトップに立った。その後古口選手と川畑選手に抜かれてしまったが、単走決勝は3位となった。これで追走予選は免除される。
日曜日は追走決勝日。村山選手はベスト16からの出走となる。その対戦相手は追走予選を勝ち上がった高山選手だ。1本目は村山選手がスピードのある走りで高山選手を寄せつけず五分の判定。村山選手が後追いとなった2本目は1コーナーで村山選手が近いドリフトを見せたが、そのあと角度が浅くなる場面もあってアドバンテージはとれず、やはり五分の判定で再戦に突入した。その再戦でも両者いい走りを見せて審査員判定では決着がつかず、先行時のDOSS得点の差で、村山選手が勝ち上がった。
そしてベスト8では、村山選手は唄選手と対戦。1本目、後追いの唄選手が近いドリフトを見せて、アドバンテージをとられてしまう。2本目、こんどは後追いとなった村山選手が、前半はきれいにドリフトを合わせたものの、ヘアピン進入時にドリフトが戻ってしまいアドバンテージがとれず、敗れてしまった。村山選手の最終順位は5位。大会後の総合ポイントランキングは13位。単走ポイントランキングは8位となった。
<村山悌啓選手コメント>
ベスト8の唄選手のときは、振り出しでちょっと離されたんですけど、そのあと追いつけたんですよ。で、意外と近づけて、『行けるかな』って思ったところ、ノーマルエンジンのつらいところが出ちゃって、回しきれなかったのでああいうふうになっちゃいました。ホントはあそこで1速上げるんですよ。でも唄サン速かったんで、もう1速上げられなくてもいいや、と思ってタイヤのエアをうんと下げちゃってたんですよね。予定通り入ることはできたんですけど、その後がつらくなっちゃって。でも、しょうがないかな、という感じです。結果は悔しいですけど、今できる条件のなかでやりきったつもりではいます。