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整備士の年収の特徴を徹底解剖!低いまま?スキルで収入が伸びる仕組みとは

整備士の年収の特徴を徹底解剖!低いまま?スキルで収入が伸びる仕組みとは

整備士の年収は低くて将来が不安…という悩みに、収入がスキルと資格で段階的に伸びていく実際の仕組みでお答えします

整備士の平均年収は442万8,900円です。
日整連(日本自動車整備振興会連合会)の令和7年度調査による全国データで、前年度から4.0%増えました。
「整備士は給料が安いからやめておけ」という声だけで進路の候補から消すのは、判断材料が古い可能性があります。
進路希望調査の提出日が近づく夜、検索窓に「整備士 年収」と打ち込んでは、そっと画面を閉じる。
「車の仕事がしたい。でも食べていけるのかな」「親に反対されたら、何て説明すればいいんだろう」。
この記事では、そんな迷いに公的データで答え、収入が資格とスキルで段階的に伸びていく実際の仕組みを紹介します。
読み終わる頃には、年収面をどう判断すべきか、自分の言葉で家族に説明できる状態を目指します。

この記事のポイント3つ

  • 整備士の平均年収は442万8,900円(日整連 令和7年度調査)で、前年度比4.0%増と上昇傾向にある
  • ディーラー535.1万円・専業/兼業401.5万円と業態差が大きく、働く場所の選び方が収入を左右する
  • 収入は3級→2級→1級・検査員という資格の階段で伸びるため、最初の学び方が生涯収入に影響する

この記事の結論

  • 一言で言うと、整備士の年収は「低いまま」ではなく段階的に伸びる構造
  • 最も重要なのは、どの業態で働くかと、何級まで資格を取るかの2点
  • 失敗しないためには、初任給の額面ではなく5年後・10年後の伸び方で判断すること
  • 有効求人倍率5.45倍の売り手市場は、待遇改善の追い風になっている

「整備士は年収が低い」は本当か。進路を決める前に押さえたい数字の現在地

平均年収442万8,900円という数字の読み方

まず全体像からいきましょう。
日整連の令和7年度調査では、整備要員の平均年収は442万8,900円で、前年度比4.0%の増加でした。
しかも業界全体の総整備売上高は6兆6,592億円と前年度比6.4%増で、4年連続の増加です。
業界のパイが大きくなっている局面では、働く人の待遇も上がりやすくなります。
実は「整備士=薄給」というイメージは、待遇改善が進む前の古い情報が検索結果に残り続けていることが一因です。
国土交通省の資料でも、自動車整備業の年間所得は2年間で約9%増えたと示されています。
数字が指しているのは「低いまま」ではなく、「上がっている途中」という現在地です。

ディーラー535.1万円と専業401.5万円。業態で差がつく理由

平均値だけでは実態を見誤ります。
同じ日整連調査を業態別に見ると、ディーラーの整備要員は平均535.1万円、専業・兼業工場は401.5万円。
約130万円の開きがあります。
ディーラーはメーカー系列の給与体系が整っており、資格手当や役職手当が積み上がりやすい構造です。
一方の専業工場は、基本給が控えめな分、幅広いメーカーの車に触れる経験や、将来の独立につながる裁量を得やすいという持ち味があります。
ケースによりますが、初任給の差は数万円でも、10年後には役職や手当の差で年収の開きが大きくなるのが一般的です。
つまり「整備士の年収はいくらか」より先に、「どの業態のどの階段を上るか」を知ることが収入の設計図になります。

求人倍率5.45倍。売り手市場が待遇を押し上げている

厚生労働省のjob tagによると、自動車整備士の令和6年度有効求人倍率は5.45倍、求人賃金は月額25.1万円です。
1人の求職者を5社以上が取り合う計算で、多くの職種の水準を大きく上回ります。
国土交通省の調査でも約6割の事業者が整備士不足を実感しており、企業は人材確保のために初任給の引き上げや資格取得支援を競うようになりました。
さらに、自動車整備専門学校の入学者数は過去18年で約47%減少。
資格を持つ人が減れば、持っている人の希少価値は上がります。
これから資格を取る高校生にとって、需給の面では追い風が吹いている時期です。

収入がスキルと資格で伸びていく仕組み。高校生のうちに知っておきたい階段の上り方

3級→2級→1級・検査員。資格ごとに変わる仕事と手当

整備士の収入は、年功だけでなく資格で階段状に伸びていきます。
3級は補助的な整備が中心、2級になるとエンジンやブレーキといった重要部分の整備を任され、現場の主力になります。
多くの企業では級が上がるほど資格手当が増え、1級や自動車検査員まで進むと、検査という責任の重い業務を担えるため役職への道が開けます。
NAC(中日本自動車短期大学)の卒業生で、東海地方のディーラーに就職した先輩の話です。
入社当初は「本当に給料は上がるのか」と半信半疑だったそうですが、3年目に検査員資格を取った月、給与明細の手当欄が変わっていました。
「金額そのものより、積み上げてきたものが形になったのが大きかった」と話しています。
最初は工具の置き場所を覚えるだけで精一杯だったのが、気づけば後輩に段取りを教える側になっていた。
収入の伸びは、こうした役割の変化と一緒にやってきます。

よくある失敗。資格を後回しにして伸び悩むパターン

よくあるのが、「働きながらそのうち上の級を取ればいい」と考えて、結局は日々の仕事に追われて受験が遠のくパターンです。
2級整備士の受験に必要な履修時間は、専門学校では1715時間とされていますが、短期大学制度のNACでは845時間で受験資格が得られ、実技試験も免除されます。
生まれた差の約870時間を、ハイブリッドやEVなどの先進技術や、興味のある分野の学びに充てられる仕組みです。
社会人になってから独学で追いつくのと、学生のうちに土台を積んでおくのとでは、階段の上りやすさがまったく違います。
正直なところ、収入の伸びが止まる人の多くは、能力不足ではなく「学び直す時間を確保できなかった」ことが原因です。
学生時代にどこまで積むかが、その後の伸びしろを決めます。

ディーラーと専業工場、どちらの階段を選ぶか

「結局どちらに就職したほうが得なのか」という質問は、進路相談で毎年出ます。
答えは一つではありません。
ディーラーはメーカーの研修制度と昇給テーブルが整っており、資格手当が積み上がりやすい一方で、扱う車種は系列の中に絞られます。
専業工場は基本給が控えめな例が多いものの、国産から輸入車まで幅広く触れ、早い段階で一台をまるごと任される機会があります。
認証事業場は整備要員2〜3人の職場が54.9%、4〜10人が40.4%と小規模が大半で、人数が少ないほど一人の担当範囲は広がる構造です。
NACの卒業生に、地元の専業工場へ進んだ先輩がいます。
入社1年目は「同期のディーラー組のほうが給与明細の額が大きい」と気にしていたそうです。
変化が出たのは3年目でした。
輸入車の入庫が続いた時期に、学生時代にさまざまなメーカーの車へ触れた経験が効き、見積もりの相談を任されるようになった。
「金額の差より、自分の判断で決められる仕事が増えたことのほうが大きかった」と話しています。
どちらが正解かではなく、どちらの伸び方が自分に合うか。
そこを先に決めておくと、就職活動の軸がぶれません。

進学先を比べるときの判断基準4つ

年収を軸に学校を選ぶなら、次の4つを基準にしてください。
第一に、卒業と同時に2級の受験資格が得られ、実技免除があるか。
第二に、就職先の業態の幅。ディーラーだけでなく開発・設計・レースメカニックなど選択肢が広いか。
第三に、1級や検査員へのステップを見据えた指導体制があるか。
第四に、卒業後も頼れるネットワークの有無。
NACの場合、就職決定率100%(2014〜2025年3月卒業生)という実績に加え、卒業生・関連企業200社以上でつくる就職支援組織「日本ライン会」があります。
昨年のオープンキャンパスでは、保護者の方が「初任給よりその後の伸びが知りたい」と質問し、担当教員が卒業生の実例を挙げて答える場面もありました。
どの学校を選ぶにしても、この4基準で見比べれば大きな失敗は避けられます。
資料の数字だけでは温度感が伝わらないので、実習場を自分の目で見て、就職先の実例を直接聞いてみると判断が早くなります。

よくある質問

Q1. 整備士の平均年収はいくらですか?

A1. 日整連の令和7年度調査で442万8,900円、前年度比4.0%増です。
業態別ではディーラー535.1万円、専業・兼業401.5万円と差があります。

Q2. 初任給の目安はどれくらいですか?

A2. 厚生労働省job tagの求人賃金は月額25.1万円が一つの目安です。
資格手当や残業代で変わるため、求人票では手当の内訳まで確認するのが安全です。

Q3. 年収を早く伸ばすには何が有効ですか?

A3. 2級→1級・検査員と資格の階段を上るのが最短です。
検査員は車検の完成検査を担えるため、役職や手当につながりやすい資格です。

Q4. 給料が上がりにくい職場の特徴はありますか?

A4. 資格手当がない、昇給基準が不明確、教育の時間が取れないほど人員がぎりぎり、の3つが典型です。
就職前に手当一覧と昇給実績を確認しましょう。

Q5. 専門学校と短大で収入に差は出ますか?

A5. 初任給は大きく変わらない例が多いです。
ただしNACのような短大は「短期大学士」の学位が得られ、学位を条件とする企業や進路にも挑戦できる分、収入の選択肢が広がります。

Q6. 整備士不足は本当ですか?

A6. 国土交通省の調査で約6割の事業者が整備士不足を実感しています。
養成校の入学者も18年で約47%減っており、資格保有者の希少価値は高まる方向です。

Q7. NACの就職実績を教えてください。

A7. 就職決定率100%(2014〜2025年3月卒業生)です。
クラス担任制の個別指導と、卒業生・関連企業200社以上の「日本ライン会」が就職を支えています。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • 整備士の平均年収は442万8,900円で上昇傾向。業態によりディーラー535.1万円まで差がある
  • 収入は3級→2級→1級・検査員という資格の階段で伸び、学生時代の積み上げが土台になる
  • 求人倍率5.45倍・入学者約47%減という需給は、これから資格を取る人への追い風

年収への不安は、数字と仕組みを知れば「どう伸ばすか」という作戦に変わります。
次の一歩は、学びの現場を自分の目で確かめることです。


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