整備士の就職先一覧|ディーラーだけじゃない意外な選択肢と自分に合う職場 | 中日本自動車短期大学-NAC

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整備士の就職先一覧|ディーラーだけじゃない意外な選択肢と自分に合う職場

整備士の就職先一覧|ディーラーだけじゃない意外な選択肢と自分に合う職場

整備士はどこに就職できるの?という疑問に、ディーラー・専業工場・車検チェーンなど就職先の全体像と選び方でお答えします

整備士の就職先は、ディーラーだけではありません。
大きく分けて7タイプの選択肢があり、収入も働き方もそれぞれ違います。
日整連の令和7年度調査では、整備要員の平均年収はディーラーで535.1万円、専・兼業工場で401.5万円と、同じ資格でも就職先によって100万円以上の差が出ています。
「整備士=ディーラー」と思い込んだまま就職先を決めると、この違いを知らずに進路を狭めることになります。
「求人票を見ても違いが分からない」「有名な会社なら安心なのかな」。
そんな段階の人に向けて、就職先の全体像と、自分に合う職場を選ぶ判断基準を整理しました。

この記事のポイント3つ

  • 整備士の就職先は7タイプ。ディーラー・専業工場・車検チェーンのほか開発やレースの道もある
  • 業態によって年収は約100万円以上変わる(日整連調査:ディーラー535.1万円、専・兼業401.5万円)
  • 知名度で選ばず「何を任されるか」「技術がどう伸びるか」で比較するのが失敗しないコツ

この記事の結論

  • 一言で言うと、整備士の就職先は想像より幅広い
  • 最も重要なのは、業態ごとの仕事内容と収入の違いを知ってから選ぶこと
  • 求人倍率5.45倍の売り手市場だからこそ、選ぶ基準を持つ人が得をする
  • 失敗しないためには、在学中に複数の業態を見比べておくこと

整備士の就職先7タイプ:仕事内容と収入はここまで違う

まずは全体像です。
どんな選択肢があるかを知るだけで、進路の視界は一気に開けます。

王道の3つ:ディーラー・専業/兼業工場・車検チェーン

1つ目はメーカー系ディーラーです。
自社ブランド車を中心に、新しい車両と設備で整備を経験できます。
日整連の令和7年度調査では、ディーラー整備要員の平均年収は535.1万円です。
2つ目は専業・兼業の整備工場。
メーカーを問わず様々な車が入庫し、幅広い経験を積めます。
同調査での平均年収は401.5万円とディーラーより低めですが、任される作業の幅は広くなりやすい環境です。
3つ目は車検専門のチェーン店。
車検整備を効率的にこなす仕組みが整い、作業スピードが鍛えられます。
なお、認証事業場は整備要員2〜3人の職場が54.9%、4〜10人が40.4%と、小規模な職場が大半を占めます。
大人数の職場をイメージしていると入社後に驚くので、規模感も事前に知っておきましょう。
業態をまたいだ全体像も押さえておくと、比較がしやすくなります。
日整連の令和7年度調査では、整備要員の平均年収は442万8,900円で前年度比4.0%増でした。
乗用車の平均車齢は9.44年と33年連続で高齢化しており(自動車検査登録情報協会)、点検・整備の需要そのものは長期的に安定しています。
どの業態を選ぶにせよ、仕事がなくなる心配より「どんな仕事を任されるか」を考えたほうが建設的です。

意外な4つ:メーカー・開発、レース、輸入車専門店、その他の道

4つ目は自動車メーカーや部品メーカーでの開発・実験・テスト系の仕事です。
整備の知識を土台に、車をつくる側へ回るルートです。
5つ目はレーシングチームのメカニック。
6つ目は輸入車専門店で、特定ブランドを深く極める道です。
7つ目は、損害保険会社の技術系職種やロードサービスなど、整備知識を活かす周辺職種です。
全メーカー対応校であるNACのように国産・輸入車を問わず学べる環境だと、この7タイプのどこへ進む場合も応用が利きます。
卒業生の一人は、実習で輸入車に触れた経験から輸入車専門店を選びました。
「最初は憧れだけで選んでいいのか半信半疑でした。
でも入社後、初めて任された整備で実習と同じ手順が通用したとき、選んで良かったと思えました」と話しています。
7タイプのうち、どれが上ということはありません。
新車を扱う面白さと、古い車を直す面白さは別物で、向き不向きも人によって変わります。
迷ったら、入社1年目の自分が何をしている姿を見たいかで考えると絞りやすくなります。
NACの卒業生は約25,000名にのぼり、進路の広がりはその蓄積の上にあります。
先輩がどの業態に進み、いま何をしているかを具体的に聞ける環境は、進路選びの解像度をそのまま上げてくれます。

データで見る売り手市場:だからこそ「選ぶ基準」が要る

厚生労働省job tagによると、自動車整備士の令和6年度有効求人倍率は5.45倍。
国土交通省の調査でも約6割の事業者が整備士不足を実感しており、業界全体の総整備売上高は6兆6,592億円と4年連続で増えています。
つまり、資格を持つ学生は複数の内定先から選べる立場になりやすいのです。
ただし、選べるからこそ迷います。
実は、売り手市場で失敗する人の多くは「選択肢が多すぎて基準なしで決めた」人です。
次のブロックで、その基準をつくりましょう。

自分に合う就職先を選ぶ判断基準と、よくある失敗

選択肢を知ったら、次は絞り込み方です。
ここでは失敗パターンと判断基準をセットで押さえます。

よくある失敗:知名度と初任給だけで決めてしまう

よくあるのが、誰もが知る社名と初任給の額面だけで就職先を決めるパターンです。
入社後に「思っていた仕事と違う」と感じる原因の多くは、業態ごとの仕事内容の違いを知らなかったことにあります。
たとえば同じ「整備士募集」でも、ディーラーでは特定メーカー車の定期点検が中心になり、専業工場では年式もメーカーもばらばらの車と向き合います。
どちらが良い悪いではなく、自分がどちらで伸びたいかの問題です。
正直なところ、この違いは求人票だけでは読み取れません。
だからこそ、在学中に現場を見る機会をどれだけ持てるかが効いてきます。
もう一つ損をしやすいのが、内定が早く出た順に決めてしまうパターンです。
求人倍率5.45倍の市場では、早く決まること自体は珍しくありません。
比較材料がそろう前に決めてしまうと、あとから「もう1社だけ見ておけば」という気持ちが残ります。
迷う時間を惜しまなかった人ほど、入社後の納得感は高い印象です。

判断基準は5つ:任される仕事・技術の伸び・人・待遇・将来像

就職先を比べるときは、次の5つを確認してください。
①入社1〜3年目に任される仕事の範囲。
②研修や資格取得支援など、技術が伸びる仕組み。
③職場の人数と年齢構成。
④給与だけでなく休日・残業を含めた待遇の実態。
⑤5年後にどんな仕事をしている先輩がいるか。
この5つは、どの学校の就職指導でも、どの業態の比較でも使える物差しです。
ケースによりますが、面接で⑤を質問すると、企業側の育成姿勢まで見えてくることがあります。
この5つは、企業を比べるだけでなく、自分の希望を言語化する道具にもなります。
書き出してみると、実は待遇より「任される範囲」を重視していた、と気づく人も少なくありません。

在学中にできる企業研究:現場の声に触れる

判断基準を使いこなすには、情報源が必要です。
NACには卒業生約25,000名と、卒業生・関連企業200社以上でつくる就職支援組織「日本ライン会」があり、現場のリアルな情報が学校に集まってきます。
在校生の一人は、担任との個別面談で「有名だから」と挙げた志望先を深掘りされ、答えに詰まったそうです。
そこから日本ライン会の企業情報で複数の業態を見比べ、最終的に地元の専業工場を選びました。
「派手さはないけれど、幅広い車を任せてもらえる今の職場が自分には合っていた」と、卒業後に報告に来てくれたといいます。
クラス担任制の個別指導のもと、就職決定率100%(2014〜2025年3月卒業生)という実績は、この積み重ねの結果です。
オープンキャンパスで就職実績や支援の仕組みを直接質問してみると、資料だけでは分からない温度感がつかめます。
質問の仕方にもコツがあります。
「就職率は何%ですか」ではなく、「昨年はどの業態に何人進みましたか」と聞くこと。
率は上限が決まっていますが、内訳には学校ごとの色がはっきり出ます。

よくある質問

Q1. 整備士の就職先で一番多いのはどこですか?

A1. ディーラーと専業・兼業工場が中心で、認証事業場は整備要員2〜3人の小規模職場が54.9%を占めます。
まず業態ごとの違いを知り、規模感も含めて比較するのが結論です。

Q2. ディーラーと専業工場、収入はどれくらい違いますか?

A2. 日整連の令和7年度調査では、ディーラー535.1万円、専・兼業401.5万円と平均で約130万円の差があります。
ただし任される仕事の幅は専業工場が広い傾向で、収入だけでの判断はおすすめしません。

Q3. 整備士からメーカー開発の仕事に就けますか?

A3. 整備の知識を土台に開発・実験系へ進むルートはあります。
NACは全メーカー対応校で、整備士のほか開発・設計・レースメカニックなど幅広い進路に対応しています。

Q4. 就職先は本当に選べるほどあるのですか?

A4. 自動車整備士の有効求人倍率は5.45倍(令和6年度・厚生労働省job tag)で、約6割の事業者が人手不足を実感しています。
選べる立場だからこそ、判断基準を持つことが重要です。

Q5. 輸入車の整備士になるにはどうすればいいですか?

A5. 輸入車も扱う環境で学び、輸入車専門店やインポーター系ディーラーを目指すのが近道です。
NACは国産・輸入車を問わず学べる全メーカー対応校です。

Q6. 就職のサポートはどこまで受けられますか?

A6. NACはクラス担任制の個別指導に加え、卒業生・関連企業200社以上の「日本ライン会」が就職を支えます。
就職決定率は100%(2014〜2025年3月卒業生)という実績があります。

Q7. 地元で就職したい場合も選択肢はありますか?

A7. 整備工場は全国に分布し、小規模事業場が大半のため地元求人は見つけやすい構造です。
NACは岐阜・愛知・三重・静岡・滋賀・長野の広域に対応し、地元就職の相談もできます。

まとめ

この記事のまとめ:要点3つ

  • 整備士の就職先はディーラー・専業工場・車検チェーンから開発・レースまで7タイプ
  • 業態で年収も仕事内容も大きく変わる。データを知ってから比較する
  • 判断基準5つ(任される仕事・技術の伸び・人・待遇・将来像)で自分に合う職場を選ぶ

まずは選択肢の全体像を手元に置いて、気になる業態から調べ始めましょう。


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