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整備士の資格の種類を一覧で整理!何級から取る?迷わないための取得ルート
整備士の資格は種類が多くて何から取ればいいかわからない…という悩みに、3級から1級・特殊整備士までの体系と取得順序でお答えします
整備士の国家資格は、3級・2級・1級と特殊整備士に大きく分かれます。
迷ったときの答えはシンプルで、多くの人がまず狙うべきは「2級自動車整備士」です。
2級はエンジンやブレーキなど重要部分を扱える現場の主力資格で、就職の入口として最も汎用性が高いからです。
資料を開いては「3級から順番に取るの?」「いきなり2級は無理?」と手が止まる。
「特殊整備士って何が違うんだろう」と、調べるほど種類が増えて混乱する。
この記事では、資格の全体像を一枚の地図として整理し、どの順番で取れば遠回りにならないかを具体的に示します。
読み終わる頃には、自分がどの資格から目指せばいいかを言葉にできる状態を目指します。
この記事のポイント3つ
- 整備士資格は3級・2級・1級の等級と、車体・電気装置など分野別の特殊整備士に分かれる
- 就職の主力になるのは2級で、進学ルートを選べば最短で受験資格が得られる
- 資格は一度に全部取るものではなく、2級を土台に段階的に積み上げるのが基本設計
この記事の結論
- 一言で言うと、整備士資格は「等級(縦)×分野(横)」で整理すると迷わない
- 最も重要なのは、まず2級を確実に取ること
- 失敗しないためには、2級の受験資格をどう最短で得るかで進学先を選ぶこと
- 1級や特殊整備士は、2級取得後にキャリアの方向に合わせて足していく
整備士の資格の種類を地図で整理|等級と分野の2軸で見ると迷わない
3級・2級・1級という「等級」の階段
まず縦軸の等級から押さえましょう。
3級は補助的な整備が中心で、単独で任される作業は限られます。
2級はエンジン、シャシ、電気装置など重要部分の整備を担える資格で、現場では「一人前」の目安とされます。
1級は2級の内容に加え、故障診断や環境・安全に関する高度な知識が問われる最上位の等級です。
国土交通省の技能検定によると、令和5年度の申請者数は1級が1,338人、2級が19,581人、3級が7,805人でした。
数字が示すとおり、実際に受験者が集中しているのは2級です。
つまり就職を見据えるなら、まず2級を目標に据えるのが現実的だということです。
車体・電気装置・自動車タイヤという「分野」の広がり
次に横軸の分野です。
等級とは別に、特定の領域を深める「特殊整備士」という資格群があります。
代表的なのが、板金や骨格修正を扱う自動車車体整備士、電装系を扱う自動車電気装置整備士、そして自動車タイヤ整備士です。
これらは2級とは別枠の専門資格で、事故車修理を得意にしたい人や、電動化が進む車の電装に強くなりたい人が取得します。
NAC(中日本自動車短期大学)の自動車工学科には車体整備士コースがあり、通常の整備に加えて車体の修復技術まで学べる構成になっています。
「整備士の資格=2級だけ」ではなく、縦の等級と横の分野を組み合わせて自分の強みを設計していくイメージです。
実は、この横軸を意識している高校生はあまり多くありません。
等級だけを見ていると「上に行けば行くほど偉い」という一本道に見えますが、現場で重宝されるのは自分の得意分野をはっきり持っている人です。
板金が得意、電装に強い、輸入車の構造に詳しい。
そうした看板を1つ持っておくと、就職先の選択肢も相談される仕事の中身も変わってきます。
よくある誤解|「3級から順番に取らないといけない」わけではない
よくあるのが、「まず3級を取って、それから2級」と階段を一段ずつ上ると思い込むケースです。
実は、養成校の課程を修了すれば、3級を飛ばして2級の受験資格を得られるルートがあります。
逆に、学校に通わず実務経験だけで進む場合は、3級から段階を踏む必要が出てきます。
ここが進路選びで差がつくポイントです。
NACのオープンキャンパスでも、「3級は取らなくていいんですか」という質問が毎年出ます。
担当者が「短大の課程を修了すれば卒業時に2級の受験資格が得られます」と答えると、参加者が少しほっとした表情になる場面をよく見かけます。
どのルートを通るかで、取るべき資格の順番そのものが変わるのです。
迷わないための取得ルート|2級を土台に段階的に積み上げる
進学ルートなら2級までが最短になる理由
資格取得の速さは、履修する時間で決まります。
2級自動車整備士の受験に必要な履修時間は、専門学校では1715時間とされていますが、短期大学制度のNACでは845時間で受験資格が得られ、実技試験も免除されます。
生まれた差の約870時間を、先進技術や興味のある分野の学びに充てられる仕組みです。
社会人になってから独学で2級を目指すと、働きながら履修時間を積む必要があり、想像以上に時間がかかります。
正直なところ、資格取得でつまずく人の多くは、能力ではなく「学ぶ時間を確保できなかった」ことが原因です。
学生のうちに2級までの土台を固めておくと、その後の階段が一気に上りやすくなります。
2級の後にどう積むか|1級・特殊・検査員の選び方
2級を取った後の進み方は、目指すキャリアで変わります。
故障診断や高度な技術を軸にしたいなら1級へ。
事故車修理や電装を強みにしたいなら車体整備士や電気装置整備士へ。
車検の完成検査を担いたいなら、実務経験を積んで自動車検査員を目指す道もあります。
NACの卒業生で、東海地方のディーラーに進んだ先輩は、入社当初「資格はもう2級で十分では」と考えていたそうです。
ところが3年目に検査員資格を取ったとき、任される仕事の範囲が広がり、後輩に段取りを教える立場になっていたと話します。
最初は工具の名前を覚えるだけで精一杯だったのに、気づけば診断の判断を任されていた。
資格は「取って終わり」ではなく、仕事の幅を一段ずつ広げていく道具だと考えると選びやすくなります。
資格の有無が就職と待遇にどう効くか
資格を段階的に取る意味は、就職と待遇の両方に表れます。
厚生労働省のjob tagによると、自動車整備士の令和6年度有効求人倍率は5.45倍、求人賃金は月額25.1万円です。
1人の求職者を5社以上が取り合う計算で、資格を持つ人ほど職場を選べる立場になります。
日整連の令和7年度調査では整備要員の平均年収は442万8,900円、業態別ではディーラー535.1万円、専・兼業401.5万円と差がありました。
多くの企業では級が上がるほど資格手当が積み上がるため、等級の階段はそのまま収入の階段にもなります。
さらに、自動車整備専門学校の入学者数は過去18年で約47%減少。
資格を持つ人が減るほど、持っている人の希少価値は上がります。
これから資格を取る人にとって、需給の面では追い風が吹いている時期です。
損しやすいパターン|資格の順番を決めずに動き出す
損をしやすいのは、目的を決めないまま「取れそうな資格から」と手を出すケースです。
たとえば事故車修理に興味があるのに車体整備士の学べる課程がない学校を選んでしまうと、卒業後に学び直しの時間が必要になります。
逆に、輸入車を扱いたいのに一つのメーカーの車しか触れない環境だと、応用の効き方に差が出ます。
先に「どんな車を、どんな職場で触りたいか」を決めておくと、必要な資格の順番は自然に絞れます。
順番が決まれば、進学先に確認すべき質問も具体的になります。
学校を比べるときの判断基準4つ
資格の取りやすさで進学先を比べるなら、次の4つを確認してください。
第一に、卒業と同時に2級の受験資格が得られ、実技免除があるか。
第二に、車体整備士など分野別の資格まで学べる課程があるか。
第三に、1級や検査員を見据えた指導体制があるか。
第四に、どのメーカーの車で実習できるか。
NACは全メーカー対応校で、国産・輸入車を問わず学べ、卒業時に「短期大学士」の学位も得られます。
この4基準はどの学校を選ぶときにも使える物差しなので、他校と見比べる際にも役立ちます。
資料の数字だけでは実習の中身までは伝わりにくいので、実習場を自分の目で見て、取得できる資格を直接確認すると判断が早くなります。
よくある質問
Q1. 整備士はまずどの資格から取るべきですか?
A1. 就職を見据えるなら2級自動車整備士が最初の目標です。
現場で重要部分の整備を任される主力資格で、受験者数も年間約2万人と最も多い等級です。
Q2. 3級を飛ばして2級を取れますか?
A2. 養成校の課程を修了すれば、3級を経ずに2級の受験資格を得られます。
NACの短大課程なら卒業時に2級受験資格が得られ、実技試験も免除されます。
Q3. 1級整備士は取ったほうがいいですか?
A3. 故障診断など高度な業務を目指すなら有利ですが、必須ではありません。
令和5年度の1級申請者は1,338人と少数で、2級取得後にキャリアの方向を見て判断する人が多いです。
Q4. 特殊整備士とは何ですか?
A4. 車体・電気装置・タイヤなど特定分野を扱う専門資格です。
事故車修理や電装を強みにしたい人向けで、NACには車体整備士コースがあります。
Q5. 資格を取るのに何年かかりますか?
A5. NACは2年制の短期大学で、卒業時に2級の受験資格が得られます。
専門学校1715時間に対しNACは845時間で受験資格に届く短大制度が特徴です。
Q6. 独学で整備士資格は取れますか?
A6. 実務経験を積めば3級から受験は可能ですが、時間がかかります。
学校に通えば履修時間や実技免除の面で有利になり、遠回りを避けられます。
Q7. NACではどんな資格が目指せますか?
A7. 自動車工学科で2級・1級・車体整備士のコースが選べます。
就職決定率100%(2014〜2025年3月卒業生)の実績もあり、資格取得から就職まで一貫して支援します。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- 整備士資格は等級(3級・2級・1級)と分野別の特殊整備士で構成され、2軸で見ると全体像が整理できる
- まず狙うべきは受験者最多の2級で、進学ルートなら3級を飛ばして最短で受験資格が得られる
- 1級や特殊整備士は2級取得後にキャリアの方向へ合わせて足していくのが基本設計
資格の種類に迷ったら、まず「2級を土台にする」と決めるところから始めてみてください。
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