実習設備で差が出る?学校選びで見るべきポイント | 中日本自動車短期大学-NAC

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実習設備で差が出る?学校選びで見るべきポイント

実習設備で差が出る?学校選びで見るべきポイント

実習設備はどこを見るべき?学校選びで失敗しない確認ポイント

【この記事のポイント】

正直なところ、進路サイトの写真でピカピカの実習工場やリフトがずらっと並んでいるのを見るたびに、「ここ絶対すごいんだろうな」とスクリーンショットを残しつつ、夜に「実習 設備 学校 違い」と検索窓に何度も打ち込んでは、「設備が充実」「最新の機器を導入」という同じ言葉の繰り返しに、思わずため息が出てスマホを裏返したくなる瞬間、ありませんか。

実は、“実習設備の良し悪し”は、見た目の新しさより「どんな設備を・学生何人で・どれくらいの時間使うか」で決まり、同じリフトやテスターがあっても、1年生のうちから毎週触れる学校と、ほとんど教員のデモを見るだけの学校では、2年後の技術力にかなり差がつきます。

よくあるのが、「カタログ写真のインパクト」だけで学校を決めてしまい、入学後に「設備はすごいけど、台数が少なくて順番待ちばかり」「めったに触らせてもらえない」ことに気づき、「あのときもっと“使われ方”まで聞いておけば…」と小さく後悔するパターンです。

今日のおさらい:要点3つ

実習設備を見るときは、「何が置いてあるか」より「それを使ってどんな授業・実習が何時間あるか」をセットで確認すべきで、時間割やカリキュラムに“実習”のコマがどれくらい入っているかが、技術の伸びに直結します。

よくあるのが、「最新の車両や特殊な設備」に目を奪われてしまい、基本のリフト・測定機器・診断機・工具の台数や、学生1人あたりの“触れる時間”を見落とすケースで、結果として“写真映えはするけれど練習量が足りない環境”を選んでしまうことがあります。

ケースによりますが、「①実車の種類と台数」「②車検ラインやテスターなど現場レベルの設備」「③その設備を活かした資格対策・企業連携」の3つが揃っている学校ほど、“ただの飾りではない設備”として、就職につながる実習が組まれている傾向があります。

この記事の結論

一言で言うと、実習設備で失敗しない学校選びをするには、「設備の数・種類」だけでなく、「その設備を使って、1年〜2年の間に何時間・どんな流れで練習できるか」を重視すべきであり、“設備+カリキュラム+学生1人あたりの使用時間”が揃っている学校が、本当の意味で「設備が良い学校」です。

最も重要なのは、「きれいで新しいか」ではなく、「現場の仕事に近い設備で、仕事の流れ通りに繰り返し練習できるかどうか」で、そこで差がついた分だけ就職後の“初めて”が減り、スタートダッシュに余裕が生まれます。

失敗しないためには、「①実習設備の“種類と台数”を確認する ②時間割とセットで“どれだけ使うか”を聞く ③その設備が資格対策と就職先の企業とどうつながっているかを確かめる」という3ステップで、“写真映えより実戦力”を基準に学校を見ていくことが大切です。

実習設備で“差がつく”ポイントと現場のリアル

ポイント① 実習時間の多さと設備を触る回数

同じ実習設備でも、「年に数回の体験だけ」か「毎週の授業として使う」かで、身につく技術は大きく変わります。

ある整備系の短大・専門学校では、

2年間で1,300〜1,500時間前後の実習時間を確保しているところもあり、

その中で、エンジン・シャシ・電装・車検ラインなどを繰り返し学ぶカリキュラムが組まれています。

一方、座学比率が高い学校では、

実習時間が半分以下で、

設備はあるものの、テスト前だけ使う程度、というケースもあります。

現場の声(卒業生Aさん)

「正直なところ、設備そのものはどこの学校にもリフトやテスターはありました。 でも、入学してみたら“毎週実習で触れる学校”と“たまに見学だけの学校”で全然違っていて、 自分は前者を選べたからこそ、就職後も“あ、これ授業でやった”と思える場面が多かったです。」

行動のポイント

パンフレットだけでなく、時間割サンプルを見て「実習」のコマ数をチェックする。

オープンキャンパスで「この設備は、年間どれくらいの授業で使いますか?」と質問する。

ポイント② 実車・ライン・テスターなど現場レベルの設備かどうか

実習設備の“質”を見るときは、

単にエンジンスタンドがあるかではなく、

実際の車両(実車)が複数台あり、

車検ライン・スキャンツール・テスターなど“現場と同じ流れ”を体験できるか

が重要です。

現場の声(ディーラーサービスマネージャー)

「実は、学校で使っていた設備と現場の設備が近い学生ほど、現場に慣れるのが早い印象はあります。 車検ラインや診断機を触ったことがあるかどうか、最初の1〜2カ月の余裕が違いますね。」

見ておきたい設備の例(自動車系の場合)

リフト(2柱・4柱など)

実車(複数メーカー・年式の違う車)

エンジン・トランスミッションの分解用スタンド

車検ライン(サイドスリップテスター、ブレーキ・スピードメーターテスター、ヘッドライトテスターなど)

スキャンツール(診断機)

電装実験台・ハイブリッド/EV関連のトレーナー

行動のポイント

「この設備は、実際の現場でも使われているタイプですか?」

「ハイブリッド車やEV、最新の安全装置付きの車も実習で扱いますか?」

と聞いてみることで、“今後の業界変化に対応した設備”かどうかも見えてきます。

ポイント③ 学生1人あたりの触れる時間と台数

どれだけ良い設備があっても、

1台に10人以上が群がって

ほぼ見ているだけ

という状況なら、技術はあまり身につきません。

実体験①:設備は豪華なのに、順番待ちでほとんど触れなかったケース

高校から進路で悩んでいたK君は、カタログの写真で大きな実習工場に惹かれてA校に入学しました。

「正直なところ、オープンキャンパスのときも“すごいな!”という印象だけで、学生1人あたり何人で1台を使うのかまでは気にしていませんでした。」

入学してみると、

1クラス40人

実習車両は4台(1台あたり10人)

という体制で、

「工具を持っている時間より、順番を待っている時間のほうが長くて、 “これ、ちゃんと身についているのかな…”という不安がずっとありました。」

と振り返ります。

実体験②:少人数クラスで“毎回自分の手が動いていた”ケース

一方、別の自動車系短大に進学したLさんは、

1クラス20人前後

実習車両は6台(1台あたり3〜4人)

という環境で学びました。

「よくあるのが、“見ているだけで終わってしまう実習”ですが、 自分のクラスは全員が必ずどこかの工程を担当するようになっていて、 1回の実習で“今日はずっとジャッキアップ側だったな”みたいな日が多かったです。」

就職後も、工具や設備の扱いに慣れている分、

「翌朝、先輩から“これやっといて”と頼まれたとき、 手が自然に動いたのは、学生時代に“順番待ちではなく、毎回触っていた”おかげだと感じました。」

と言います。

行動のポイント

「1台の車を何人くらいで実習しますか?」

「1クラスの人数と、実習設備の台数を教えてもらえますか?」

と具体的な数字で確認する。

実習設備の良し悪しを見抜く具体ポイント

チェック1 写真ではなく設備一覧と使用例を見る

学校案内やWEBサイトには、

リフト・車検ライン・エンジンスタンドなどの写真

「最新の設備を導入」といったキャッチコピー

が並びますが、ここで止まると“雰囲気選び”になりやすいです。

見るべきもの

設備一覧(機器名・台数)

それぞれの設備を使った授業の例(カリキュラムや授業紹介ページ)

学生の実習レポートやブログ

よくある失敗

「最新」「本格的」と書いてあるだけで、具体的な機器名や台数が書かれていない学校を選んでしまう。

アクション

「設備紹介」のページやパンフレットで“一覧+授業の写真”があるかチェック。

オープンキャンパスでは「この設備では具体的にどんな授業をやりますか?」と聞く。

チェック2 実習の流れが仕事に近いか

単に部品単位の実習だけでなく、

点検受付

点検・診断

調整・修理

報告・説明

までを一連の流れとして体験できる実習は、就職後すぐに役立ちます。

現場の声(サービスフロント経験者)

「実は、学校で“点検の流れ”を疑似体験している学生と、バラバラの作業しかしてこなかった学生では、電話対応やお客様への説明の吸収力も違います。」

見るべきもの

車検ラインを使った通し実習

故障診断から説明までを含む実習

チーム単位で役割を分担する授業

チェック3 最新だけじゃなく基礎が徹底できる設備があるか

EV・自動運転など最新技術に目が行きがちですが、

基本的な測定器(マルチメータ・トルクレンチなど)

基本的なリフト・工具

配線・図面・基礎実験用の設備

がしっかりしていることも重要です。

実は、“最新設備”に触れるのは授業の一部で、本当に何度も触れるのは“基礎設備”です。 ここが弱いと、応用に進んだときに土台がぐらつきます。

実習設備と「就職・資格」のつながりを確認する

ポイント4 資格試験対策に設備がどう使われているか

2級自動車整備士などの国家資格を目指す場合、

実技試験対策として、実習設備をどう活用しているか

試験に近い環境(車種・ライン・機器)で練習できるか

が重要です。

よくあるのが、「資格対策は座学中心」「本番と違う設備でしか練習していない」ケース。

アクション

「資格試験の実技対策として、実習設備はどのように使っていますか?」

「合格率と、そのための具体的な練習内容」を確認する。

ポイント5 企業との共同利用・インターンで現場設備に触れられるか

一部の学校では、

メーカーやディーラーと連携した実習

企業の工場・サービス工場でのインターンシップ

現場から寄贈された実車・機器

を通して、「学校+現場」で設備を体験できます。

メリット

現場の設備や雰囲気を学生のうちに体感できる。

そのインターン先から内定を得るケースも多い。

アクション

「企業と連携した実習やインターンはありますか?」

「その際、どんな設備や作業を体験できますか?」

ポイント6 卒業生がどんな現場でその設備を活かしているか

実習設備が豊富でも、卒業生の就職先がその設備を活かせる現場なのかどうかも重要です。

質問例

「この設備の経験は、就職先でどう役立っていますか?」

「最近の卒業生は、どんな工場・ディーラー・メーカーで働いていますか?」

正直なところ、“設備がすごい”ことより、“その設備を使って育った先輩たちがどこで活躍しているか”のほうが、将来をイメージしやすいです。

よくある質問

Q1. 最新設備がある学校=良い学校?

A1. 必ずしもそうとは限りません。 最新設備があっても、使う時間が少なかったり人数が多すぎたりすると、技術は身につきにくいです。「設備+時間+人数」の3点で見るのが現実的です。

Q2. こういう人は今すぐ“設備重視”で学校を選ぶべき?

A2. 自動車整備・メカニック・ものづくりなど「手を動かす仕事」を目指している、座学より実習のほうが得意、将来現場で即戦力になりたい。 こうした人は、実習設備の充実度と使い方を最重要視すべきです。

Q3. この状態なら、設備より別のポイントを優先してもいい?

A3. 将来は企画・営業・サービスフロント寄りの仕事を考えている、実習も大事だがコミュニケーションやビジネス科目も重視したい。 この場合は、設備に加えて「授業内容」「キャリア教育」「就職サポート」もバランスよく見ると良いです。

Q4. オープンキャンパスで、設備について何を質問すればいい?

A4. 「1クラス何人で、この設備を何台使いますか?」「この設備を使った授業は年間何コマくらいありますか?」「現場の設備とどれくらい近いですか?」。

Q5. 実習設備が少なくても、現場でなんとかなる?

A5. “なんとか”はなりますが、現場に出てから覚えることが増え、スタートダッシュで苦労しやすいです。 学生のうちにできるだけ多くの設備に触れておくほど、就職後の負担は軽くなります。

Q6. 迷っているなら、複数校の設備をどう比較すべき?

A6. 設備一覧と台数、実習時間数、1クラスの人数。 を表にして書き出し、「1人あたりの実習環境」がどこまで違うか比較すると、判断しやすくなります。

Q7. こういう状態なら今からでもまだ間に合う?

A7. 高2〜高3でまだオープンキャンパスに行っていない、進路の分野はほぼ決まっている。 この状態なら、今からでも実習設備を重視した“現地チェック”をすれば、十分に進路修正が可能です。

まとめ

実習設備は、学校選びの「見た目のインパクト」ではなく、「卒業後の技術と自信」に直結する重要な要素です。

写真の派手さではなく、「何台・何種類の設備を、学生何人で、何時間使えるか」を数字で確認する。

現場レベルの設備(車検ライン・診断機・実車)があり、仕事の流れに近い実習が組まれているかを見る。

設備が資格対策や企業との連携にどうつながっているかを聞き、“飾りではない設備”かどうかを見極める。

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